息子のワタルには、他人には言えない「ある性癖」があった。父が出張で家を空けているとき、母がお風呂に入っているところを覗いてしまうことだ。あるとき、いつものようにワタルが覗いていると「一緒に入ろうよ」と母が声をかけてきた。それが過ちの始まりだった。そして、その日を境に浴室は親子にとって禁断の場所となっていった。
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息子のワタルには、他人には言えない「ある性癖」があった。父が出張で家を空けているとき、母がお風呂に入っているところを覗いてしまうことだ。あるとき、いつものようにワタルが覗いていると「一緒に入ろうよ」と母が声をかけてきた。それが過ちの始まりだった。そして、その日を境に浴室は親子にとって禁断の場所となっていった。